-RICOH GR Digital 八丁堀 桜川屋上公園-
電車に乗る。まだ乗客はまばらで席はあっちこっち空いていた。
余裕な気持ちで座る席を確かめる。
三つ並びに空いている真ん中を選ぶことにした。
走る電車。
二駅目に着いた時にはちょうど席も埋まってきた。
座れなかった何人かはドアの近辺に立っている。
うん?何だ?
その時、電車から何か妙な違和感を感じた。
何だ、この空気は。いき苦しいまではないけど何だかグレーで重い、この違和感。
周りをゆっくり見渡す。するとすぐに答えが見つかった。
向かい側の七人かけの椅子が全員男の人で埋まっているではないか。
ポーカーでいえば、フラッシュだったのだ。
それだけではない。
こっち側のやはり七人かけの椅子にも全員男が。
めずらしく揃った、ダブルフラッシュ。いい勝負だ。
人で混んでいる時ならあなたがもしダブルフラッシュの場面に遭遇したとしても
通路に人が立っていることでそれほど違和感は感じないし、
気付かないことの方が多いだろう。
でも今日の電車は違った。ちょうど席が埋まった状況で
その違和感を和らげる要素がまだ揃ってない。
実際に次の駅に着いた頃にはすでに動きがあったので通常と変わらぬ
いつもの車内へと戻っていた。
ポーカーでフラッシュの出る確率は1/509といわれている。
ましてや相手もフラッシュで挑んでくるとなれば、ただの2乗という数学では語れない
確かな違和感がそこにあった。
電車界隈は奥が深い。
そして相変わらずこのブログは大袈裟だ。